政府は11日、今後の経済財政運営の基本となる「骨太の方針」の原案を、首相官邸で開催された経済財政諮問会議で公表しました。
岸田首相は会議で、日本経済が成長型の新たな経済ステージに移行する千載一遇のチャンスを迎えているとし、物価上昇を上回る持続的な賃上げが鍵であると強調しました。また、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、科学技術・イノベーションなどに戦略的な投資を速やかに実行する意向を示しました。さらに、全世代型社会保障制度の構築と若年世代の所得向上を図り、経済・財政・社会保障を一体とした改革を進めることを表明。骨太の方針は今月中に閣議決定する予定です。
関連リンク
・経済財政運営と改革の基本方針 2024原案 – 内閣府
・経済財政諮問会議(令和6年6月11日) – 首相官邸
・経済財政諮問会議 – 資料や基礎情報など。内閣府
関連記事
・賃上げの定着など「骨太の方針」の骨子案 – 政策ニュース.jp(2024年6月4日)
・「骨太の方針」原案まとまる 賃上げ定着など経済財政基本方針 – NHK(2024年6月11日)