ポイント
・2025年度予算案額は1095.5億円で、対前年度79.4億円増
・内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)関連予算の増額が主な要因で、政府機関へのサイバー攻撃に対する常時監視機能の強化等の取り組みを通じた政府機関等のサイバーセキュリティの強化を行う
2025年度予算案額は1095.5億円で、前年度と比べ79.4億円増加した。増加の主な要因は、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)に関連する予算の増額で、前年度に比べ58億円増えている。
NISCは、「サイバーセキュリティ基本法」や「サイバーセキュリティ戦略」等に基づき、政府機関等におけるサイバーセキュリティの確保に関する施策の企画及び立案並びに総合調整等を行う機関である。
昨今のサイバー空間を巡る深刻な脅威に対応するため、政府は、政府関係機関に対するサイバー攻撃等の不正な通信の常時監視機能の強化や、高度なサイバー攻撃の検知・分析・対処能力向上のための脅威ハンティングの実施等の取り組みを進めることで、政府機関等におけるサイバーセキュリティ対策を強化するとしている。
なお、政府機関等のサイバーセキュリティ対策の強化については、2024年度補正予算において284億円が計上されている。
サイバー安全保障体制の強化に向けて、NISCは2025年度から「国家サイバー統括室」へと発展的に改組される。政府は、サイバー攻撃に先んじて対抗措置を講じることで国家や重要インフラを守る「能動的サイバー防御」導入に向けた整備法案を通常国会に提出予定であり、「国家サイバー統括室」はサイバー安全保障の司令塔としての機能を担うことが期待される。
関連リンク
・令和7年度予算(案)の概要 – 内閣官房
・令和6年度補正予算(案)の概要 – 内閣官房
・令和7年度 内閣、デジタル、復興、外務・経済協力係 関係予算のポイント – 財務省