5月23日に衆議院を通過した食料供給困難事態対策法案、性犯罪歴を確認する「日本版DBS」法案、21日に通過した外国人労働者の「育成就労」法案について簡単にまとめました。
食料供給困難事態対策法案
異常気象などによる凶作、地政学リスクなどによる有事で日本が食料危機に陥った際に、政府が生産者らに増産や作付け転換を指示できる法案です。
関連リンク
・食料供給困難事態対策法案について – 法案の概要、条文など。農林水産省
性犯罪歴を確認「日本版DBS」法案
子どもに接する仕事に就く人に性犯罪歴がないかを確認する法案です。学校や保育所、学習塾などの事業者(雇用主)が、こども家庭庁を通じて法務省に照会します。「DBS」は、Disclosure and Barring Service(前歴開示および前歴者就業制限機構)の略です。
関連リンク
・学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律案 – 法案の概要など。こども家庭庁
外国人労働者の「育成就労」法案
働き手が不足する分野で外国人材を確保するため、外国人労働者の技能実習制度に代わる新たな育成就労制度の創設を柱とした出入国管理法などの改正案です。
関連リンク
・改正法の概要(育成就労制度の創設等) – 出入国在留管理庁
・出入国管理及び難民認定法及び外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の一部を改正する法律案 – 出入国在留管理庁
・議案の審議経過 – 修正案の内容。衆議院