政府は21日、今後の経済財政運営の基本となる「骨太の方針」を閣議決定しました。
「賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現」を副題に掲げ、賃上げの定着や全世代型リ・スキリングなどの労働市場改革、中堅・中小企業の稼ぐ力の強化、成長分野への積極的な投資、スタートアップ支援などで、デフレからの完全脱却と成長型の新たな経済ステージへの移行を目指すとしています。
中長期的には、少子高齢化や人口減少といった課題に直面する中でも、それを克服し豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会の実現するため、2025年度から2030年度までの「経済・財政新生計画」も盛り込みました。
また、2025年度までに国と地方の収支を黒字にすることなど、経済再生と財政健全化の両立にも引き続き取り組むとしました。
この日の持ち回り閣議では「骨太の方針」のほかに、「新しい資本主義実行計画」の改訂版、「規制改革実施計画」も決定されました。
経済財政運営と改革の基本方針 2024
~賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現~
関連リンク
・令和6年6月21日(金)持ち回り閣議案件 – 首相官邸
・経済財政諮問会議・新しい資本主義実現会議合同会議 – 首相官邸
・経済財政諮問会議 – 内閣府
・新しい資本主義実現本部/新しい資本主義実現会議 – 内閣官房
・規制改革実施計画 – 内閣府
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